心のメモ

誰かに話すことでもないような考え事はこのブログに収めている。

就職活動を振り返って

 就職活動は大学3年になった途端から意識するようになり、夏からはちょこちょこと周りがインターンシップやら、企業ガイダンスなどに参加し始める。自分は8月頃までは公務員志望であった。独学ということもあり、早い段階で諦めた。

 就職活動は掴めない煙のようなものを永遠に掴もうともがいているような感覚であった。何をしていいか分からず、型も決まっておらず、就職活動というものにいきなり放り出されてからは、何が就職活動と言えるのかは分からないが、ひたすらに自分なりの道を模索しながら進んでいった。きっとみんなも同じ感覚であると思う。

 インターンシップは17社ほど参加した。もともとマスコミ志望であったが、様々な業種をみる機会を作り、自分なりに区切りをつけ、本命をだんだんと狭めていった。当然に多くの学生とも関わりを持った。深い付き合いまで発展した同級生はなかったが、多くの学生とコミュニケーションをとり、様々な情報を取っていた。まさしく就職活動は十人十色であり、一人ひとりが就職において重要としている部分、そしてそれに付随している本人の感覚や印象、それによって選択は人によって多く分かれていく。本当に面白いなと思う。

 こうやって就職活動を終えて振り返る頃には、多くの同級生たちが就職に向けて準備を進めている。会話でも就職する会社についての話は多い。そして、会社によって福利厚生や労働環境、給料、制限、勤務地、転勤など、まっっっったく異なるということがわかる。不確定な要素もたくさんある。自分は4月からの勤務地がいまだに決まっていない。これは後にわかることだが、地元志向が強いため遠いところに飛ばされたりしたら、本当に病むと思う。3日ぐらいはどうしようってなる・・・。

 1つ下の後輩が就職活動の話をよくしてくれる。本当に何やっていいかわかんないっすって。俺もそうだったから、大丈夫や。友達もそうやった。ただ、どっかでいい形で出会える会社がある。その時に本気出せばええんやで、その時に今まで煙が充満してた世界に光が差して、自分の道が一気に切り開いて見えてくるから。その感覚が分かったら・・・

 就職活動は人生に1回しかない。1年間使って就職のことを考える。本当に大変だが、その分抜けた時は成長が待っている。そうやって責任を背負って大人になっていくんだなと思う。

 春から不動産業界に就くため宅建士の資格を取得した。これも1つの責任だ。宅建士であるからには不動産の知識をつけなければならない。仕事以外の時間も多く必要になる。一人前の宅建士になった時にはどのように成長しているんだろう独立できならいいな。そうやって気づいた時には家族を持って、気づいた時には年老いているんだろうな。就職活動を振り返ったら年老いる話になった。今日はここまで。